様々な製造の仕事の中身
ここで少し、製造関連の仕事の中身について見てみましょう。
製造で一番多いのが、車両や機器の組み立て、まさに「製造」を行う業務です。プラモデルづくりに夢中になった経験がある方には、馴染み深い作業現場に見えそうですね。男性向きに思えるかもしれませんが、女性の就業率も悪くありません。機械の組み立てといっても、一台を一人で組み上げるわけではなく、細分化されたライン業務のほんの一部を担うことになるので、作業の内容自体はかなりシンプルになります。作業マニュアルがちゃんとあり、各場所に必ず監督者がいるので、わからないことは丁寧に教えてもらえ、誰にでも取り掛かりやすい仕事といえます。
組み立てなどの製造以外には、部品や組み立て品のチェックを行う「検品」の仕事もあります。こちらもマニュアル、丁寧なフォローの下に行えるので、難しいことはありませんが、細かな部分に神経を配れなければなりません。工場にはよく「検品の鬼」と呼ばれるような熟練者が存在すると聞きますが、ある意味技術者のような専門性が問われる部分なのかもしれません。技術系の資質を伸ばしたい方には、魅力のある仕事ですね。
部品などの入出庫や、製品の出荷などに関わる「管理」の仕事もあります。管理系の仕事は、データの入力や入力内容のチェック、管理資料の作成などの事務業務が中心。PCを使った業務経験を活かすことができる仕事です。
